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競馬用語:障害競走 (しょうがいきょうそう)
障害競走障害競走とは、コース中に設置されたいくつかの障害物を越えて、いかに早くゴールに到達するかを競うレースで、その障害物には「竹柵(ちくさく)」「生籬(いけがき)」「水濠(すいごう)」「土塁(どるい)」等がある。障害競走はもともとチューダー朝時代の雁狩りとジェームズ一世時代のハンティング・マッチから生まれたもので、記録上最古のレースは1725年アイルランドで行なわれた。そして1839年(天保10年)に生まれたグランド・ナショナル障害競走(英・エントリー競馬場)は、現在、世界で最も名誉ある、かつハードなレースとして有名である。日本でもこのグランド・ナショナル障害競走に範をとって中山大障害競走が1934年(昭和9年)に創設された。これは当時の中山競馬倶楽部の理事長、肥田金一郎の「東京競馬倶楽部の東京優駿大競走(現在の東京優駿=日本ダービー)に対抗できる大競走を中山競馬場に創設したい」という意図から生まれたもので、中山競馬場に起伏に富んだ障害専用コースを作るのにおよそ2年の歳月を費やした。現在、中央競馬では、札幌、函館を除く8つの競馬場で障害競走が行なわれており、中山、東京、京都、阪神の4つの競馬場では春、秋と各2回、小倉、新潟で夏に各1回、計年10回の重賞競走が組まれている。

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